こんにちは、トムです。
今回は タトゥー の アフターケア についてご説明していきたいと思います。
初めてタトゥーを入れた人もそうでない人も、大半の人が様々な思いを込めてデザインを考え抜き、これだ!というものを痛い思いをしながら彫ったことかと思います。
どんな大きさであれ、自分にとっては大切なタトゥーですから、綺麗に完成させたいですよね。
タトゥーを綺麗な状態で完成させるには、アフターケアが必要不可欠です。
しかし、特に始めての方は完成していく過程が分からず、不安になる方も多いのではないでしょうか。
みなさんの悩み
- アフターケアについてもっと詳しく聞きたかった
- タトゥーを綺麗に仕上げるには?
- 彫って数日経った時の状態が知りたい
タトゥーを始めて彫った日は緊張もしていますし、アーティストとも初対面ですから、もっと色々聞きたかったのに・・・なんてことを思いながら終わることも。
トムも始めてタトゥーを入れた日はそうでしたw
そんな方の不安を少しでも取り除けたら幸いです。
本記事の内容
- アフターケアのやり方まとめ
- タトゥーを綺麗に仕上げるコツを公開
ちなみに、トムは雇われながらもこっそりタトゥーを入れ続けるタトゥーサラリーマンです。
会社に行きながらもアフターケアは欠かさずやる事で、綺麗な状態でタトゥーを完成させることができました。
日頃から実践しているやり方をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
タトゥー の アフターケア やり方まとめ
それでは早速、アフターケアについて説明していきましょう。
施術直後から時系列順に書いていきますね。
そもそもですが、タトゥーは「傷」です。
アフターケアをサボると、傷口からウィルスが入って化膿したり、それが原因で*色飛びする可能性もありますので、必ず実施するようにしましょう。
タトゥー を施術した直後
痛みをグッとこらえながら彫ってもらったタトゥー。
嬉しさで胸いっぱいですが、その反面施術した場所はヒリヒリしている状態かと思います。
ショップによりますが、施術後はたっぷりのワセリンを塗った上からフィルムやラップで保護してくれるので、これは3時間ほど経ってから剥がすようにしましょう。
体液とくっついている場合はガーゼを無理に剥がそうとせず、水に濡らしながら優しく取るようにして下さい。
施術後は傷口から体液が出ますので、保護フィルムを剥がした後は清潔にするためにシャワーで洗い流します。
この時、タトゥーのインクも一緒に流れていきます。
これを見ると結構ドキっとするのですが、これは余分なインクが体液で固まったもので、決して色が落ちている訳ではないので、安心して下さい。
- シャワーで洗い流す際、施術箇所に刺激を与えない(ゴシゴシ洗うのは禁物)
- 石鹸やボディーソープは使わない
- 湯船に浸からない
シャワーで施術場所を綺麗に洗い流せたら、清潔なタオルやキッチンペーパーで水気を拭き取り、ショップで渡された軟膏を塗ります。
軟膏を渡されなかった場合は、市販のワセリンやオロナイン軟膏でもOKです。
ちなみにトムは毎回オロナイン軟膏を使っています。
- 消毒液やエタノールなどは使わない
- タトゥー全体を包み込むように全体的に塗る
- ワセリンは薄く、施術場所を刺激しないように優しく塗る
また、ここからは余計なウィルスなどが繁殖しないように、ガーゼやラップで保護する必要はなく、通気性の良い状態を保てばOKです。
最後にアドバイスですが、寝る時は汚れても気にならない服を着る事をオススメします。
理由は、傷が治る過程で出てくる体液と余分なインクで服が汚れるからです。
翌朝目が覚めて、転写かと思った時もあるほど、結構汚れますw
ただ、これも色が落ちている訳ではないので、安心してください。
施術後2日目〜3日目
まずは朝、目が覚めてから着替える時に注意です。
先ほども言いましたが、寝ている間に体液が服に付いてくっついている場合があります。
その場合は、無理に服を脱ごうとせず、水で濡らしながらゆっくり脱ぎましょう。
あとは昨日と同様にシャワーで施術場所を綺麗に洗い流し、ワセリンや軟膏を塗ってください。
体液が出ているうちは、まだ傷口が塞がっていませんので、石鹸やシャンプーで施術場所をゴシゴシ洗うような事は厳禁です。
昨日に比べると体液の量は減っていると思いますが、まだ完全に止まった訳ではないので、ここでも着る服には気をつけた方が無難ですね。
また、朝に塗ったワセリンや軟膏は時間が経つにつれて乾いてきますので、夜も清潔な状態にした上で塗ってから寝るようにして下さい。
施術後4日目〜7日目
いよいよ体液も出なくなってくる頃です。
次はフィブリン膜という白くて薄い、タンパク質の膜が出てきます。
これが出てくると、また一つ不安になる事があります。
「あれ、タトゥーって思ってたより薄くね?」と。
これはインクが薄いのではなく、フィブリン膜でタトゥーが覆われているからそう見えているだけですので、ご安心下さい。
フィブリン膜自体は柔らかく、直接シャワーを当てるだけでも剥がれたりする可能性がありますので、優しく施術場所を洗うようにして下さい。
これまで同様、無理に取ろうとせず、常に清潔に保つことを意識していれば問題ないです。
ここまで来れば、傷口も塞がっているので、塗るものはワセリンや軟膏でなくても大丈夫です。
様々の意見がありますが、トムの場合はワセリンや軟膏だと少し固く、フィブリン膜やこれから出てくるかさぶたを剥がしてしまいそうなので、ボディーローションを塗っています。
傷を「治す」から「保湿する」に変えるイメージですね。
施術後7日目〜14日目
いよいよかさぶたが出てくるので、ここからは「痒み」との勝負です。
かさぶたができ始めると肌に突っ張りや痒みを感じるようになりますが、絶対に掻かないでください。
また、大切なのでこれまで何度も言いましたが、かさぶたも同様、無理に取ろうとしないことです。
ここで掻いてしまってかさぶたが取れたり、割れてしまうと色飛びの原因となります。
せっかくのタトゥーが台無しになってしまうので、自然とかさぶたが落ちるまで我慢しましょう。
トムはビビリなので、ここでもシャワーが直接当たらないように注意しながら清潔さをキープし、ボディーローションを1日2回塗っていました。
(仕事がある日はトイレでこっそり塗っていますw)
トムは比較的痒みに強い体質だったので、大丈夫でしたが、どうしても痒みを我慢できないという方は麻酔成分が含まれる「ボラギノール」を塗ると良いそうです。
14日目以降
ここまで来るとかさぶたもほとんど取れたのではないでしょうか。
タトゥーもほぼ完成です。
皆さん痒みとの戦い、お疲れ様でした。
もう入浴も石鹸やボディーソープを使って洗うこともできます。
ただ、タトゥーが完全に定着するまであと10日〜14日ほど掛かるので、やりすぎには注意して下さい。
施術から1ヶ月ほど経ったタイミングで確認してみると、タトゥーが色飛びを起こしている時があります。
これは基本的にかさぶたが取れる時に一緒にインクも取れてしまったことが要因だと考えられます。
意図的にかさぶたを取っていないとしても、寝てる間に掻いてしまったり、どうしても仕方がない時だってありますから・・・。
そんな時は落ち着いて、施術したもらったタトゥーショップへ連絡しましょう。
ほとんどのタトゥーショップではタッチアップ(突き直し)というサービスがあり、色飛びした部分にもう一度、無料で入れ直ししてくれます。
決して悪いことではありませんので、連絡してちゃんと入れてもらいましょう。
納得できるタトゥーを完成させることが第一優先だということをお忘れなく。
タトゥー を綺麗に仕上げるコツ
タトゥーを綺麗に仕上げるために、まずは施術前後でのNG行為をしっかりと把握しておきましょう。
- 施術の前日、当日の飲酒
- 日光浴、日サロ
- プール、海水浴
- 湯船に浸かる入浴、サウナ
- 激しい運動
これを無視してしまうと、インクの色がうまく入らなかったり、傷口が化膿してしまい、タトゥーの完成が遠くなってしまったりと、良いことなんて1つもありません。
綺麗なタトゥーを目指して、完成するまでは我慢しましょう。
もう一つ、タトゥーを綺麗に仕上げるためには、施術場所を清潔に、保湿された状態をキープすることです。
タトゥーは「傷」なので、アフターケアが雑だと化膿してしまう恐れもあります。
施術場所をゴシゴシと洗うことはできませんが、1日1回はシャワーで洗い流し、できるだけ風通しの良い状態を保ちましょう。
また、かさぶたが出てきてから掻かないように気を付けていても、割れてしまっては意味がありません。
ボディーローションなどで保湿することもお忘れなく。
コツは一回でたっぷり塗るのではなく、こまめに薄く塗ることです。 (1日の目安:1〜3回)
- 完成するまでのNG行為は避ける
- 常に清潔で保湿されている状態をキープする
- 保湿する時はこまめに薄く塗る
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んで頂いた方はお分かりの通り、タトゥーは入れて完成ではなく、根気よくアフターケアを続けてやっと完成するものです。
一大決心して入れたタトゥーですので、綺麗に完成させたいのは皆さん同じだと思います。
そんな方にとって少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
また、タトゥーとは不思議なことに一度入れると、どんどん入れたくなるものです。
トムもその衝動に駆られた一人ですw
次のデザインをまだ決めていない方やこれから始めてタトゥーを入れる方向けに、デザインに関する記事も書いていますので、ぜひ読んでみて下さい。
それでは皆さん、良いタトゥーライフを。